飲み続けていたら、目の疲れが良くなった

私は仕事柄、パソコンでの作業が多く、毎日長時間画面と向き合っていて眼鏡が手放せない。

一時間に一回はストレッチや休憩を入れてみるものの、根をつめていればいつの間にか休憩なんて忘れてしまう。

しかし、視力の低下と疲れ目はどうしようもない。細かい文字が読みにくいし、以前は眼鏡を必要としなかった読書にも疲れる始末。 そこで、目に良い、という謳い文句に釣られて、十日分と書かれたサプリを買ってみた。

コンビニでも手軽に売っているものだなぁと、半ば半信半疑だった。 一日三回から五回、と書かれているサプリを、作業で中断した合間にぱくりと飲んだ。こんなもので効果が出るのか――まさに、お試しだったのだ。

一日二日で効果なぞ出やしない、と笑いながら続けてみる事、三日。 以前より目が疲れない気がする。というか、霞まない。目薬がなくてもぱっちりとしている。 おお、これは本当に効いたのかもしれない！　そう喜んだ。

十日分のサプリはあっという間に切れ、確かに効いたんだなぁ。そう思って飲み続ける事はしなかった。 そうすると、反動ががっくりと来た。

アントシアニンを取ることが当然となっていた体は、瞬く間に以前のように霞み、疲れ、やれやれ、と笑うしかなかった。 まさに継続は力なりといったところか。一度取れば、もうそれが当然となる――三日程度でも、体は正直なものだったのだ。